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メディア、 観光
“ 2本柱 ” で成長

 十勝毎日新聞は「郷土の発展とともに」の社是の下、1919年9月に創刊し、今では十勝管内で最大シェアの夕刊紙となっています。
 歴史をひも解くと、初代社長の林豊洲(本名・茂)が帯広市西2南8に帯広新聞社を設立したのが始まりです。1920年に現在の「十勝毎日新聞」に改称しました。
 十勝の情報をきめ細かく報道するハイパーローカルな紙面づくりと、ケーブルテレビやコミュニティーFM、フリーマガジンといった自社媒体との連動に加えホテル、飲食、菓子店、ガーデンの経営にも力を入れ、メディアと観光を両輪とした事業を展開しています。

歴代社長

  • 初代 林 豊洲

    初代 林 豊洲[1919年9月~]

  • 2代 林 克己

    2代 林 克己[1935年12月~]

  • 3代 林 正巳

    3代 林 正巳[1991年1月~]

  • 4代 林 光繁

    4代 林 光繁[1992年12月~]

  • 5代 林 浩史

    5代 林 浩史[2009年12月~]

十勝毎日新聞社の歩み

1931(昭和6)年に建設された3階建ての社屋。新聞の統合などを背景に一度手放すが、1957(昭和32)年に買い戻し、1968(昭和43)年まで使われた

鉛の活字時代
1919(大正8)年の創刊から使われ続けてきた鉛の活字。コンピューターによる印刷組版システムの導入により次第に姿を消した

1978(昭和53)年
故中川一郎農林水産大臣(左)と故太田寛一全農会長の対談。十勝出身の日本農業のトップリーダー同士が将来を見据えて議論を交わした

「グリンピア‘82十勝博」の様子

1985(昭和60)年、帯広シティーケーブルの開局

恐竜模型を展示した「みどりいむ‘92」

1994(平成6)年「エフエムおびひろ」を設立

2010(平成22)年にオープンした「十勝トテッポ工房」。建物は2011(平成23)年度赤レンガ建築賞奨励賞を受賞。地元素材を使用したおいしいお菓子を提供している

2012(平成24)年に英国ガーデンデザイナーズ協会(SGD)の大賞を受賞した十勝千年の森。写真は自生植物からヒントを得たメドウ・ガーデン

2016(平成28)年に開催した特別展「篠山紀信展 写真力」。2万5千人以上の来場者数を記録した

ウォール・ストリート・ジャーナルと提携。2018(平成30)年WSJグローバル・マネージング・ディレクターのジョナサン・ライト氏(右)と握手する林浩史社長

2018(平成30)年に導入した、新編集システムの稼働式後の記念写真。より美しい画像の紙面に

2019(令和元)年、帯広で行われた創刊100年記念式典で式辞を述べる林社長

【豊洲時代~戦前】

1909(明治42)年

  • 林茂(豊洲)が帯広に移住

1914(大正3)年

  • 菅野光民が経営する「十勝日日新聞」に茂が入社

1918(大正7)年

  • 光民がトムラウシで熊に襲われ死去

1919(大正8)年

  • 茂が帯広新聞社を設立
  • 旬刊「帯広新聞」を創刊

1920(大正9)年

  • 十勝毎日新聞と改称、日刊に
  • 本社印刷工場完成 4ページで発行

1923(大正12)年

  • 創立5周年、本紙1000号

1925(大正14)年

  • 第1回帯広野球大会
  • 全十勝野球大会

1929(昭和4)年

  • 第1回納涼花火大会(現勝毎花火大会)

1930(昭和5)年

  • 「十勝小唄」を作詞発表

1934(昭和9)年

  • 豊洲が運動した然別、糠平を含めて大雪山エリアが国立公園に

1935(昭和10)年

  • 豊洲死去、林克己が2代目社長に就任

1936(昭和11)年

  • 昭和天皇帯広行幸、天覧新聞に指定

1939(昭和14)年

  • 戦時統制で旧北海タイムスと合併

1942(昭和17)年

  • 道内11紙の統合による「北海道新聞」を創刊

【戦後】

1946(昭和21)年

  • 復刊の前提として「週刊十勝毎日新聞」発行。タブロイド版

1947(昭和22)年

  • 「週刊十勝毎日新聞」第40号で休刊

1952(昭和27)年

  • 日刊「十勝毎日新聞」復刊

1956(昭和31)年

  • 十勝川温泉第一ホテルの前身、大衆温泉「 十勝川温泉クラブ」開業

1961(昭和36)年

  • 「十勝川温泉クラブ」を第一ホテルと改称
  • 輪転機印刷設備完成(マリノニー式色刷・自動折り畳み付き)

1962(昭和37)年

  • 札幌支局設置

1964(昭和39)年

  • 広尾支局を開設

1968(昭和43)年

  • 創刊50年を迎え、新聞の題字書き換え

1969(昭和44)年

  • 新社屋完成

1970(昭和45)年

  • 新得支局開設

1972(昭和47)年

  • 発行部数2万部を突破

1976(昭和51)年

  • 「交通事故をなくそう」をテーマに第1回年間キャンペーンを展開
  • 輪転機(オフセット)導入に伴う新工場拡張増設
  • 株式会社として登記
  • 初代社長林豊洲作詞「十勝小唄」の保存会発足により、小唄発祥の地・狩勝峠頂上の見晴し台に碑を建立、除幕式挙行

1978(昭和53)年

  • 「日本農業大いに語る中川一郎 農林水産大臣、太田寛一全農会長 ビッグ対談」企画掲載

1979(昭和54)年

  • 創刊60周年記念「札響コンサート」開催
  • 完全コールドタイプシステム化と同時に業界のトップを切って、文字を大型化

1981(昭和56)年

  • 株式会社帯広有線テレビ設立

1982(昭和57)年

  • ふじまるビル7階に「勝毎サロン」開設
  • かちまいホームセンターオープン
  • 十勝文化会議設立、本社事業局に事務局を設置
  • 帯広市開基100年を記念して「グリンピア′82十勝博」を開催

1983(昭和58)年

  • 発行部数5万部達成

1984(昭和59)年

  • 読みやすい「K」字を開発、使用開始

1985(昭和60)年

  • 帯広有線テレビを株式会社帯広シティーケーブルに社名変更
  • 帯広シティーケーブル(OCTV)都市型CATV全国トップで開局

1990(平成2)年

  • 「十勝新聞教育研究会」発足十勝のNIE運動が本格スタート
  • カーボン・オフセットの理念に基づき、清水町内に植林用地を確保。森林造成による環境改善活動に取り組む

1991(平成3)年

  • 林正巳3代目社長に就任
  • 紙齢20000号到達
  • 「ホテル北海館」を買収、グループのシティーホテルとして経営

1992(平成4)年

  • グループ企業第一ホテルの新館「豊洲亭」グランドオープン
  • 林光繁4代目社長就任
  • 帯広市、帯広商工会議所と共催で「みどりいむ′92」(十勝・緑の地球博)開催
  • 「新K字」の使用開始 1段12字79行制を採用(従来は13字87行)

1993(平成5)年

  • 本社北米支局をアメリカ・オハイオ州クリーブランド市に開設。支局長に林浩史取締役が就任

1994(平成6)年

  • コミュニティーFM局「株式会社エフエムおびひろ」をグループ会社として設立( 5月31日)
  • グループのホテル北海館が「北海道ホテル」に改称
  • コミュニティーFM放送「FM-JAGA」開局(12月24日)

1995(平成7)年

  • 発行部数8万部達成
  • 全国に先駆けて記事の原則署名化を実施
  • 十勝毎日新聞社グループ地ビール会社「十勝ビール株式会社」を設立
  • 北海道ホテルがグランドオープン

1996(平成8)年

  • 函館市の㈱テーオー小笠原との共同出資で「株式会社函館新聞社」設立
  • 新聞の編集、制作を全画面にコンピューター化する電子編集システム(新CTS)導入

1998(平成10)年

  • 十勝初のフリーペーパー情報誌「Chai」創刊 タブロイド判20ページ、フルカラーで10万部を発行

1999(平成11)年

  • 東京機械製作所の超高速オフセット輪転印刷機「タワー型カラートップCT6000」を導入
  • 読売新聞の受託印刷開始

2000(平成12)年

  • 創刊80周年記念で公募した本社イメージキャラクターの愛称が「ぴぴっと」に決定
  • 読売新聞社と災害時相互援助協定を締結

2001(平成13)年

  • 文字を大型化。1段11字組みに
  • 発行部数9万部達成

2002(平成14)年

  • 「とかち国際現代アート展・デメーテル」開催

2004(平成16)年

  • 十勝川温泉第一ホテルに「三余庵」オープン

2005(平成17)年

  • 欧州以外で初開催のナチュラルチーズ国際交流会議「コミテ・プレニエ・フロマージュ」開催

2006(平成18)年

  • 東京・銀座に「十勝屋」開業
  • 新印刷工場増設工事完了

2007(平成19)年

  • 十勝川温泉第一ホテルが創業50周年記念式典、本館を「豆陽亭」としてリニューアルオープン
  • 十勝川温泉第一ホテル別館の「三余庵」が小規模旅館として北海道初の「サービス最優秀旅館ホテル」に選出

2008(平成20)年

  • 十勝千年の森がグランドオープン
  • フリーペーパー情報誌「Chai」を月刊マガジン化

2009(平成21)年

  • 女性の会員制クラブ「SALA」スタート
  • 現社長 林浩史5代目社長就任
  • Chaiマガジン「まんぷく十勝2009~10」発行

2010(平成22)年

  • 十勝毎日新聞「電子版」サービス開始
  • 洋菓子屋「十勝トテッポ工房」オープン

2012(平成24)年

  • 北海道ガーデンショー開催
  • ダイニングレストラン「十勝農園」オープン
  • 十勝千年の森のアース・ガーデン、メドウ・ガーデンがSGD大賞受賞

2013(平成25)年

  • 国内著名識者のコラム欄「耕土興論」を新設

2014(平成26)年

  • 札幌医科大学と包括連携協定を締結

2016(平成28)年

  • 家庭の作業代行サービス「ぴぴっとお手伝いサービス」を開始
  • 帯広畜産大学と包括連携協定を締結

2017(平成29)年

  • ISTの打ち上げロケットのパブリック・ビューイング開催
  • ハウスクリーニング事業「かちまいライフサポート」開始
  • 十勝千年の森土木学会景観・デザイン委員会主催の「土木学会デザイン賞2017」で最優秀賞

2018(平成30)年

  • 十勝千年の森が国際ランドスケープアーキテクト連盟(IFLA)が主催する2018年AAPME(アフリカ・アジア太平洋・中東地区大会)で最高位の「Outstanding Award」を受賞
  • かちまい印刷と北海道新聞社・子会社の道新総合印刷が災害協定締結
  • 勝毎電子版で追加料金なしに米国の有力紙「ウォール・ストリートジャーナル(WSJ)」オンラインの購読ができるサービス開始。本紙の国内・国際面にもWSJの記事欄を設置
  • 従来のCTSと違い多メディア配信を可能とする新システム(CMS)導入

2019(令和元)年

  • 紙齢3万号到達
  • デジタルアート展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物達」を開催し、8万9065人が来場
  • 創刊100年記念式典を帯広、札幌、東京で開催

2020(令和2)年

  • 十勝トテッポ工房が10周年
  • 十勝毎日新聞電子版アプリをリニューアル
  • 北海道放送(HBC)と連携協定を締結

2021(令和3)年

  • 十勝のロイヤルマンガリッツァ豚を提供する「29Curl(にくカール)」開業
  • 十勝トテッポ工房第2工場稼働

2022(令和4)年

  • 十勝トテッポ工房カフェオープン
  • 勝毎電子版の有料会員が1万人に

2023(令和5)年

  • 情報サイト「Chai Cross」開設