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十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林 浩史

ニュースの質と量を追求デジタル化推進に全力

 ウクライナ危機以降、エネルギー市場の混乱が続いています。北海道・十勝では、資材価格の高騰によって農業現場は厳しい局面を迎えました。経済分野でも、帯広市内の大型店の閉店が相次ぎ、不安材料が残りました。本紙メディアグループは、読者ニーズに応えるべく総力取材で、地域の実情はもちろん専門家の知見など、必要とされる情報を多角的に報じました。報道機関としての重要な役割を改めて認識したところです。2024年中に国立公園の指定を受ける見通しとなった日高山脈襟裳国定公園、大樹町を拠点に進む宇宙ビジネスなど、新たな展開や成長が期待されるテーマについても動向を伝えて参ります。
 私たちは新聞・電子版に加え、ケーブルテレビ局の帯広シティーケーブル(OCTV)、エフエムおびひろ(JAGA)の複数媒体を有する世界でも珍しいメディアグループです。各媒体の特徴を生かして、十勝の情報を域内はもちろん、国内外に広く伝えていきます。「顔の見える紙面」と「読者本位制」を編集方針に据え、生活に欠かせない「ハイパーローカルな紙面づくり」を徹底しています。「勝毎電子版」の情報も量・質ともに充実してきました。災害速報や動画発信などのネット対応を進め、ニュースの質と量を追求しながら読者の多様なニーズに応えていきます。
 観光グループには創業120年余りの歴史を刻む北海道ホテル、創業60年余りの十勝川温泉第一ホテルがあり、希少なモール温泉やフィンランド式サウナ、質の高いおもてなしで地域の魅力発信に努めています。
 これからも「郷土の発展とともに」の社是の下、メディアと観光の“二本柱”を基軸に、グループの力を結集して、豊かで潤いがある力強い十勝地域の実現に向けて全力を挙げて、取り組みます。

株式会社 十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林 浩史