鈴木扶さんら表彰 十勝文化賞
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NPO法人十勝文化会議(林光繁理事長)の第28回十勝文化賞の受賞式が20日午前11時から、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。十勝文化賞に選ばれた鈴木扶さん(74)=帯広=、同奨励賞の人形劇一座「パセリ座」=新得=と牧野貴博さん(52)=池田=、同特別賞の窪田稔さん(66)=帯広=と冨久尾豊さん(81)=同=を表彰し、功績をたたえた。
十勝文化賞は、芸術、文化の分野で顕著な功績があった人に贈られる。鈴木さんは元市民文藝編集委員長。教員時代から随筆などを手掛け、随筆講座「檜葉の会」や各講座で文章指導を続けてきた点などが評価された。
受賞式には約70人が出席した。林理事長が「今後も十勝の文化振興、発展に力を尽くされることを祈念する」と式辞。受賞者一人ひとりに記念の盾を贈呈した。
十勝総合振興局保健環境部の高野政敏環境生活課長(橋本博行局長代理)、池田町の小山眞作教育長(勝井勝丸町長代理)の祝辞後、鈴木さんが「書くことは本気、熱気、根気の3気がなければならない。文才は継続。受賞を励みにさらに頑張りたい」と謝辞を述べた。
続く祝賀会では、牧野さんが「メヌエット」など2曲をバイオリンで演奏。同文化会議の中西堯昭副理事長の乾杯で祝宴に入った。各受賞者の足跡をたどるスライドを上映し、十勝文化団体協議会の関口好文会長の万歳三唱で閉会した。