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【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:ライブハウス「フライアーパーク」宗形さん

  • 2017年11月17日 12時55分

生の音楽 体感して
 札幌市営地下鉄南北線平岸駅から徒歩7分。1998年のオープン以来、数多くのミュージシャンが個性あふれるライブを行ってきたライブハウス「フライアーパーク」。今回は、十勝出身でもあるオーナーの宗形修さん(49)にお話を伺いました。

「観客との距離が近くごまかしが利かない分、良いステージを生んできた」と語る宗形さん

 -ライブハウスを始めたきっかけは。
 僕は帯広生まれ(帯広豊成小、帯広南町中卒業)で母は音楽が好きなものの、父はあまり興味はなく、それほど“音楽一家”という感じはありませんでした。野球ばかりしていたので。

 転機になったのは10歳のころ。家にステレオがやってきて、井上陽水さんや忌野清志郎さん、安全地帯、洋楽などいわゆるフォークやニューミュージック、ロックのレコードを夢中で聞いていました。

 -高校時代は札幌に移り住んだとか。
 帯広北高校2年の1学期で、札幌第一高校に転校しました。両親の仕事の都合もありましたが、当時帯広の学校ではバンドを組める人がいなくて。札幌には友人もいましたし、喜んで札幌へ行くことにしました。

 寂しいというよりも「バンドを組める!」という気持ちが強かったですね。

 -卒業後はレコード店に勤務されたのですね。
 高校卒業後、28歳まで札幌の玉光堂で働いていました。とにかく音楽が好きだったので、給料のほとんどを自分の店でレコードやCDに費やしていました。

 もちろんそんな日々も楽しかったですが、ミュージシャンと打ち上げで過ごす時間も増える中、「気楽にアコースティックライブができる店がほしい」という声をよく聞いて、今の店をやることにしました。店名の由来は、大好きなビートルズのジョージ・ハリスンが住んでいたお屋敷「フライアーパーク」から。

店内の壁面は、これまでステージに立ったアーティストのサインで埋め尽くされている

 -立ち上げた当時はどんな感じでしたか。
 いまのようにSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)もない時代ですから、出演者を探すところから始めました。自分の足で出演してほしいアーティストに名刺を持っていって頭を下げて。今では毎日さまざまなアーティストがライブをしてくれて、多い時には1日に3組も出演してくれます。

 -お店を巣立った有名アーティストも多くいますね。
 福原美穂ちゃんは高校時代から圧倒的な歌唱力で、こんな高校生がいるんだなあと思ったのを今でも覚えています。彼女の二十歳の誕生日はここで迎えて、みんなで乾杯したんですよ。他にもsleepy.abや月光グリーンのテツヤ君も長い付き合いです。

 -お店の魅力は。
 狭い分だけ、表情や手の動きなども丸見えでごまかしが利きません。メジャーアーティストの方も、うちの店でライブをやるときは「緊張する」と。その分、素晴らしい生の音楽に触れられる場所だと思います。

 -最後に一言。
 おかげさまで来年20周年を迎えます。今後は札幌の、そして北海道の音楽が発展するために力になれたらと思っています。

 インターネットで何でも見られる時代ですが、その場でしか体験できないのがライブの魅力。札幌と十勝の音楽情報などを交換できる場所になってくれたらとも思います。十勝でこれを読んで、札幌でライブをしてみたい方は、ぜひ気軽にお店に問い合わせてください。

<フライアーパーク>
 豊平区平岸4条7ノ12・Y's CITY BLD 1階。午後8時~翌午前1時。不定休。(電話)011・825・5406


<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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