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【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】創業110周年のキリンビール 濱本伸一郎道統括本部長兼道支社長

  • 2017年7月7日 12時06分



北海道の「誇り」商品通じて共有
「一番搾り」核の戦略変わらず

 キリンビールは創業110周年を迎えた。看板商品「一番搾り」や発泡酒「淡麗 極上〈生〉」がビール通の絶大な人気を誇る一方、新ジャンル「のどごし〈生〉」は同市場で11年連続販売シェアのトップに立つ。北海道では3年前に地域限定ビール「一番搾り 北海道づくり」を発売し、順調に売り上げを伸ばしている。北海道の事業展開などについて濱本伸一郎道統括本部長兼道支社長(54)に聞いた。
(聞き手・札幌支社長 河尻有功)

<はまもと・しんいちろう>
 奈良市出身。早稲田大卒。1985年にキリンビール入社。マーケティング部企画担当主幹、キリンホールディングスグループ経営戦略担当主幹兼グループ経営戦略担当CSV推進室長、キリンビールマーケティング執行役員北海道統括本部長兼北海道支社長を経て、今年1月の事業統合で現職に就く。

 -北海道でのコンセプトは。
 北海道生まれではないが、キリンがビール事業を通じて北海道のお役に立てることはある。「お客さまが少しだけ誇らしく感じることは何か」を常に考えて事業を行うことが最大のコンセプトといえる。

 北海道はジンギスカンなど食べ物がおいしいし、何より空気もおいしい。その開放感、空気感の中でビールを飲めばさらにおいしいのは間違いない。非常におおらかでストレスが少ないことも北海道の誇りだと思うし、そうした方々と一緒にビールを飲めば、なおおいしく楽しめる。そんな北海道の誇れることに、ビールを通して少しでもお役に立つことができればと思っている。

新「一番搾り」へ
 -地域限定商品「一番搾り 北海道づくり」のPRを。

 47都道府県ごとに「地域の誇りを共有する」というコンセプトで地域限定ビールを作った。「北海道づくり」は道産米を使っているのが特徴だ。北海道の食材に合うよう、爽やかで澄みきった商品にした。飲んでいただき、澄みきった「北海道」を感じていただけたかどうかぜひ教えていただきたい。発売3年目に入ったが、おかげさまで売り上げは前年同期に比べて3割増えている。

 また、「一番搾り」自体は9月にリニューアルする。中身やパッケージを大幅に変え、より上品な麦のうま味を提供していく考えだ。だが「北海道づくり」は変えない。むしろ一番搾りの方が北海道づくりのコンセプト「よりすっきり、より澄み切った」を表現しているようなイメージになる。

税改正でプラスも
 -一方の「のどごし〈生〉」は新ジャンル市場でトップだが、酒税法改正の影響は。

 「のどごし〈生〉」は手頃な価格で「ジョッキの生のうまさ」が訴求ポイントであり、雑味が少なく、しっかりしたうまさが北海道のお客さまにご支持いただけていると思っている。

 6月には酒税法が改正され、需要は若干冷え込むと予想する。ただ、キリンは発泡酒カテゴリーが大きなシェアを占めているので、改正は多少有利に働くと思う。酒税一本化に向けた中長期的戦略では「一番搾り」を核にすることに変わりはない。

質高い十勝の食
 -十勝の印象は。

 十勝は最も北海道らしいというのが個人的な印象だ。おおらかな人、雄大な自然、温泉も素晴らしい。また十勝の食材は世界に発信できる力があり、素晴らしいものを作っていると思う。十勝の食は何を食べてもレベルが高く、アスパラやジャガイモバターなど、どれを取ってもおいしいという印象がある。個人的に言えば、北海道の食には食べ方の「裏技」もあるので非常に奥が深い。

 -今後の十勝の展開は。
 量販店の宣伝展開では、私どもが十勝のお客さまを大切に思っており、十勝の素晴らしさを共感していただけるような売り場づくりを目指していきたい。ビールは身近にあり、人の生活に根差したものでありたい。

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