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【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:ペット霊園経営 清水出身の矢吹さん

  • 2017年5月19日 13時05分

安らぎの場に
 愛するペットが死んだらどうすればいいのでしょうか? 今回の遊楽ナビは、口コミを中心に広がりをみせ、年間1500組以上が利用するハートフルなペット霊園をご紹介します。清水町出身で、石狩市にある公園型ペット総合霊園「ペットメモリアルパーク天使の里」を運営する矢吹文江社長(62)にお話を伺いました。

「ペットは家族。ご遺族が納得できる送り方のお手伝いをしたい」と語る矢吹さん

ドッグランも併設
 -矢吹さんは清水町の生まれなのですね。
 いつも泥んこになって自然の中で遊んでいました。地元で高校まで卒業して就職後、結婚を機に石狩に来ました。その後は専業主婦として息子2人を育てる忙しい日々を送っていました。

 -ペット総合斎場を開業したきっかけは。
 主人も定年が近くなり、その先の人生の過ごし方を考えていました。特に主人はペットが大好きで、結婚後はずっとペットを飼い、さまざまな別れを経験しました。そこから、理想のペット霊園を自分たちの手で作ろうと。

 ただ、私は右も左も分からない主婦。開業するまでは大変でした。出資者を募って審査を通り、2年ほどかけて2006年に開業できました。現在私たち夫婦と従業員5人で頑張っています。

広々とした敷地内の墓所には、人間のお墓と同じように整然と墓石が並ぶ

 -どんな場所なのでしょうか。
 ただの霊園にしたくないという思いがありました。安らぎ、憩い、集いの場でありたい。

 遺骨をお預りするということは長い付き合いになりますので、気軽に足を運べて新しい家族も連れて来られるよう、ドッグランを設けました。そういう場を遺族に提供したかったんです。

葬儀3万件近く
 -開業後の様子は。

 犬や猫をはじめ、小鳥やハムスター、カメなど3万件近くの葬儀を行っています。道央圏だけでなく函館や稚内の方もおられます。敷地内に墓所を設け、定型の墓石を利用した規格墓所と、好みの墓石を建てられる自由墓所を選んで供養ができる。すでに100基ほどの墓石が並んでいます。

 -電話受け付けも24時間対応なのですね。
 はい。24時間電話が鳴る生活にもすぐに慣れました。ペットが亡くなって泣きながら電話をいただくこともしばしば。だからこそ24時間つながることが大切だと思っています。

 また、亡くなった後に「どうしていいか分からない」との連絡もいただきます。冷やしたりペットシートを敷いたりすることなどをお伝えし、まず落ち着くように対応しています。

 -セレモニーについて教えてください。
 思いのこもった独自のセレモニーを行っています。祭壇も手作り。どうしたら気持ちのけじめをつけて送ることができるか。ペットは家族なので、しっかりと送り、「やれることはやってあげた」と思うことが大切だなと思います。

 道内のペット愛好家の皆さんは、モラルを持ち家族としてペットを飼っている方が多くてうれしいです。

十勝魂が根底に
 -十勝への思いと今後について教えてください。

 自分の根底にあるのは、凍てつく大地でも負けずに耐え忍び、コツコツと頑張り抜く“十勝人、十勝魂”です。何もできない主婦でしたが、意志を強く持って理想のペット霊園が作れました。ここまで走れたのは、自分が十勝出身だから。

 これからも、安らぎ、憩い、集える場所にしていけたらと思っています。見学も自由なので、十勝の皆さまも気軽にお立ち寄りください。

<ペットメモリアルパーク天使の里>
 石狩市生振(おやふる)540ノ1。無休。午前9時~午後6時(時間外利用は応相談)。(電話)0120・104・135(24時間対応)。詳細は同施設ホームページ(http://www.tenshi-sato.com)へ。


<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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