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【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】帯広出身の北海道副知事 窪田毅氏

  • 2017年4月7日 13時01分



急務の人口対策 上士幌が糸口に
 高橋はるみ道政は4期目折り返しの2017年度を迎えた。「人口減少・危機突破」を道政の最重要課題として掲げる高橋知事は今年度、帯広出身で前総合政策部長の窪田毅氏(60)を副知事に登用し、人口減対策を展開していく。就任したばかりの窪田副知事に重要課題に挑む決意や帯広時代の思い出などを聞いた。(聞き手・脇坂篤直)

<くぼた・ひとし>
 1956年、帯広市生まれ。慶応大学卒。80年に道庁入りし、十勝支庁地域政策部長、上川総合振興局長、経済部観光振興監、総合政策部知事室長などを歴任。2015年から2年間、総合政策部長を務めた。

海外客受け皿と発信を 思い出多い十勝
 -副知事就任に当たっての抱負は。
 2018年は北海道命名150周年の記念すべき年を迎える。JR北海道の問題や人口減少問題など待ったなしの課題がある中で責任ある仕事をするということは身の引き締まる思いだ。人口減少問題はこの2年間、直接担当させてもらった。人口が減少局面になり、地域を創生しなければ成り立っていかないということだが、一定の努力によって持ち返すこともできる。

 人口は減ったとしても交流人口を増やすこととか、地域の活力を維持することは可能だと思っている。人口の減り方を緩和し地域の活力を維持していく。十勝はそういった意味で最も可能性のある地域だ。昨年は大災害で農業生産額が落ちたが、それでも地域活力の維持や地域経済を下支えする強さは北海道の中でもトップクラスだ。

 人口増に転じた上士幌町の例では、ふるさと納税や移住体験などさまざまなアイデアを出し、実行に移している。あれだけいろいろな施策を繰り出せば、それなりの成果は生まれ、それがモデルケースになっている。このケースを北海道中に広げることが、人口問題解決を糸口を見いだすものと思っている。

農産物の豊富さ 中華圏には魅力
 -近年のインバウンド(訪日外国人旅行者)の伸びや観光についてはどう考えるか。
 観光振興監時代に外国人観光客入り込みの計画を立てた。当時、74万人の観光客を140万人にしようとした。半信半疑の中で進めたが、その後円安になり、政府の経済対策、アジアの国々が発展軌道に乗ったこともあってインバウンドがどっと押し寄せ、15年は200万人を超えた。これからもまだまだ北海道はインバウンドが増えていく。

 インバウンドは札幌に来た後、別のどこかに行きたい。同じ北海道の「食」を求めても海産物ではなく、農産物も求めるようになる。十勝にはたくさんの食材がある。中華圏の皆さんにとってこんな魅力的な地域はない。潜在力もあるのでまだまだ十勝へのインバウンドは伸びる。課題はPRと受け皿をつくること。十勝川温泉は昨年災害を受けたが、今冬に訪れると回復していた。

 観光は外貨を稼ぐ輸出産業だ。ブームとなって一時的に増えた後、小康状態になったとしてもゼロにはならない。十勝の皆さんにはそうした観光面も考えてもらえるとうれしい。

 -帯広出身ということなのでその頃の思い出は。
 帯広には緑丘小学校に2年生までいた。父親(實さん、故人)は帯広生まれ、母親(好江さん)は幕別町生まれで、祖父までのお墓が帯広にある。道職員だった父の転勤で札幌に移ったが、帯広時代には思い出があるし、同級生もいる。幼少の頃は帯広市西11南15から帯広藤幼稚園までバスで通ったので、乗り換えして大変だった記憶がある。小学校の運動会では徒競走で3位になったのも思い出だし、緑ケ丘公園の池ではシオカラトンボを捕った懐かしい記憶もある。

農業を支える 基盤を大切に
 -十勝へのメッセージを。
 いつ行っても十勝には力を感じる。これからの季節、雪が解ければジャガイモなどが芽を吹いて生産力も上がっていく。農業の発展を支える基盤が着々と整備されているのをみると、これほどの地域は日本の中でもいくつもないと思う。その基盤を大切にして守り続けていただきたい。北海道の基幹産業は農業を中心とした1次産業だ。その中で、農業のトップランナーは十勝だと思っている。

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